Slow Style Story 2

さて、焚き火楽しむのはいいのですが、
その場で灯りが必要ですよね？

勿論、あくまで焚き火を楽しみたいので、
食事などで使うテーブルを照らす程度や・・・
チョイ灯り程度で十分なのですが・・・

私の場合は、今までは結構明るいところでの停泊だったので、
ランタン自体の必要性をさして感じておりませんでした。

今回は、未踏の停泊地だったので、
最低限必要である灯りを用意すべく選択したのが・・
ＳＦのトレッキングランタンでした。
ほんわりとした灯りで、ガスを開いてもさして明るくならないので、
いわば・・小コストランタンですね。
ホヤはメッシュですので、風が強いときはやや・・・ですが・・・。

他には、今回はニューマシンである

PRIMUS(プリムス) ＩＰー２２４５Ａランタン

こいつです。
先に述べたランタンがやや暗いので、
食事用にこちらかあるいは蛍光灯ランタンを使おうかと思っていたら、
ことのほか明るくて、
しかも調整もしやすいので、
とても便利でした。

実は、他にも買い付けておりましたが、
今回はあくまで焚き火メインのついでの灯りなので、
これの使い勝手が良すぎるために、
他のものの出番は無かった次第です。

今回はちょっと屋根のあるところがかりれたので、
そこをベースに、野外にて焚き火をして、
食事はそこの柱にプリムスのランタンを吊るす形で行いました。

とても雰囲気が良くて、一昔前の食卓の明るさって感じでした。

また、灯りがひとつでは、荷物類が見渡しにくかったり、
あるいは、ちょいと燃料調達が難しかったりするので、
例のやや暗いランタンを少し離して木の椅子の上に設置
２灯ですごしました。

食事後は、プリムスの明るさを落とし、
焚き火が楽しめるようにしました。

これがまた・・殊の外素敵な情景となり、
私は特に気に入ったので、
ひたすら焚き火遊びに没頭しました。

調理にも使いましたが、おきができると
すべて七輪に移して行き、そちらはそちらで・・・
赤い火がぼぉーっと見えていい雰囲気です。

薪を燃やして楽しみ、その後おき火にしてやんわりとした赤い炭で楽しみ・・
それがお湯や料理に使えるという・・・
私にとってのスタイルが確立してゆくのでした。

遠くでサルか鹿かの鳴き声が聞こえるなか、
夜が更けるのも忘れて、真っ暗な暗闇に光る焚き火と七輪の灯り・・・
何もつまみがいらない酒を飲み・・
その後、コーヒーなども楽しみました。

勿論、夕刻にはスモーカーにてウインナーを燻製にしていたので、
とてもおいしい燻製をいただけたのは言うまでもありません。

翌朝は、すでに七輪の炭は灰となってきれいに燃えきっておりましたので、
手馴れた手つきで火を起こし、そのおきでロールパンやフランスパンのスライスを
炙って、スモークのウインナーやハムをはさんでいただきました。

その後、管理の方のご好意でいつまでもゆっくりしていいとのことでしたが、
昼ごろには何とか撤収し、岐路についたのでした。

すでに、次の課題は決まってはいるのですが、
基本的なスタイルの確立が出来てきたので、
次回からはついでのオプションの感覚でいろいろ楽しめそうです。

連れ合いの都合ではシャトルシェフのもどきを買うそうなので、
そちらを如何に炭火などで暖めて、更なる熱効率の向上が得られるか楽しみです。

目指してきたゆったり生活のあるひとつの形が出来た様な気がします。

今回は、五右衛門風呂でも薪たきを出来たので、かなりおなかいっぱい燃やせました。

再びこの地には来たいと思ってます。

整備されきったキャンプ場には無い趣があり、
しかもやや道が狭いという・・障壁のおかげで、
こんなすばらしい環境もあるのだと思いました。